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小林通商のよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

 

 

 

トラック・重機買取販売の鉄則:信頼と利益を両立させる5つの極意

 

 

 

前回の記事では、トラック・重機の買取販売業がどのようにして発展してきたかをお伝えしました。

今回は、実際にこの業界で**成功を収めている企業や事業者に共通する「鉄則」**を一般的な市場での動向を基にご紹介します。

これから中古買取業界に参入を考えている方、またはすでに参入している方にとってもヒントになる内容です。


◆ 鉄則①:「査定力」は命。現場を知り、価値を見抜く目を持て

 

買取販売業の生命線は、なんといっても**「査定力」**です。トラックや重機の価値は、以下のような要素で変動します。

  • メーカー・型式・年式

  • 使用時間・走行距離

  • 整備履歴・事故歴・改造履歴

  • タイヤ・油圧・電装など各部品の状態

 

特に重機は「使用時間」が自動車の走行距離にあたるため、計器やオペレーターの使用癖を見抜く力が求められます。現場経験を積んだ査定員の目利きは、事業成功の核心を握っています。


◆ 鉄則②:買取時も販売時も「整備と清掃」は最大の営業ツール

 

査定時に高く売れるかどうか、そして販売時に高値が付くかどうかは、整備と清掃で決まると言っても過言ではありません。

  • オイル漏れ・ブレーキ整備・ライト点検

  • キャビン内部の掃除・エアコンの作動チェック

  • 外装の洗車・補修・再塗装

 

「手入れが行き届いている車両は、それだけで信頼感がある」のがこの業界の常識です。販売前に時間と費用をかけても、最終的な売却価格で回収できることがほとんどです。


◆ 鉄則③:販路は国内と海外の“二刀流”で

 

現在、中古トラックや建機は国内外のニーズが非常に明確に分かれています。

  • 国内:比較的新しい・走行距離少・整備履歴がしっかりした車両

  • 海外:古くても動けば良い・部品取り目的でも需要あり

 

たとえば、日本では買い手がつかない30年落ちのクレーン車が、アフリカでは貴重な主力車両になることも。つまり、「国内では売れない」ではなく、「どこなら売れるか」を知ることが鉄則なのです。


◆ 鉄則④:「信頼」は価格を超える武器になる

 

この業界は、1台の取引金額が高額な分、リピーターと紹介で成り立つ面が大きいです。価格勝負よりも、以下のような「信頼」が利益を生みます。

  • 査定額の根拠を明示する

  • 事故歴・整備歴を誤魔化さない

  • 輸送・納期の遅延に誠実に対応する

 

誠実な対応を心がけることで「この人からまた買いたい/売りたい」という関係が築け、広告費をかけなくても長期的に売上が安定するようになります。


◆ 鉄則⑤:「情報発信と差別化」が集客の鍵

 

トラックや重機の販売では、ただ在庫を掲載するだけでは他社に埋もれてしまいます。必要なのは**「情報の見せ方」と「ブランド化」**です。

  • 専門スタッフによる車両紹介動画

  • 整備工場付き買取業の安心感アピール

  • SNSやYouTubeを活用した車両紹介

  • 店舗の顔出し・スタッフ紹介

 

これにより、単なる“在庫情報”が“顧客との信頼構築”に変わり、価格競争から抜け出せる武器となります。


【まとめ】

 

トラック・重機の買取販売は、単なる「売る・買う」ではなく、産業を支える中古インフラの流通業です。信頼、査定力、整備力、そして情報発信という“4本柱”を意識することが、事業成功の鉄則となります。

この業界は、知れば知るほど奥が深く、やりがいもある世界です。時代が変わっても、必要とされ続ける仕事として、今後もますます注目されるでしょう。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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