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小林通商のよもやま話~第23回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~11月相場~

 

中古トラック市場は、毎年11月にかけて活発化します。
年度末を見据えた「在庫整理」「設備更新」「輸出需要」が一気に重なるためです。


📈 1. 相場が上がる車種と下がる車種

車種 傾向 背景
4t・10tダンプ 上昇傾向 公共工事ラッシュ・解体業稼働率UP
平ボディ・ウィング車 横ばい〜微増 物流需要安定・ドライバー不足で新車納期遅延
冷凍車 高値維持 食品・医薬輸送ニーズ拡大
ミキサー・クレーン付 一部下落 新モデル登場に伴う中古回転加速
軽トラック 安定 地方輸送・農業用として根強い需要

つまり11月は、ダンプ・冷凍車系が高騰、特装車の一部が売り替え時期
販売業者としては、この波を見逃さず仕入れ・販売を同時展開することがカギです。


🌍 2. 海外輸出の動向(東南アジア・中東市場)

11月は、海外輸出向けのバイヤーが活発化する月でもあります。
特に東南アジア・アフリカ向けでは、年内通関→1月着港スケジュールを狙う需要が集中。

人気モデルは以下の通り👇

  • 日野レンジャー・いすゞフォワード(耐久性◎)

  • UDクオン・ギガ(大型輸送・整備性◎)

  • コマツ・CAT・日立の小型ショベル系(輸出定番)

また、右ハンドル車を好む国々では走行距離よりも外観重視の傾向が強い。
そのため、整備・洗車・撮影品質を上げるだけでも落札額が上がるケースがあります。📸


🧭 3. 11月にやるべき販売戦略

  • 在庫の写真・動画を撮り直して再出品(照明・角度改善)

  • 海外サイト向けに英語仕様の説明文を整備

  • 為替変動を見越して、輸出価格を週単位で調整

  • 11月末までの「現金即決割」など、スピード感を演出

ブログでこうした“市場裏話”を発信することで、業者間・顧客双方からの信頼を得やすくなります。


💬 まとめ

11月の中古トラック市場は「動く者が勝つ」時期。
価格が安定する12月を待つより、今動くことで高回転・高収益が見込めます。
在庫・販促・撮影の全てを一段上げることで、年末商戦を制しましょう。🚀

 


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小林通商のよもやま話~第22回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~“冬前整備”~

 

冬が近づく11月は、重機オーナーにとって**「メンテナンスを後回しにできない月」**です。
寒さと湿気、そして年末の稼働ピーク。この時期の整備が、冬越えの鍵を握ります。


1. 冬前整備が重要な理由

重機は夏の高温よりも、冬の低温・湿気・凍結に弱い機械です。
特に油圧系・燃料系・電装系に影響が出やすく、故障の多くが「寒くなってから動かなくなる」パターン。

だからこそ11月の整備で以下をチェックすることが不可欠です

  • バッテリー電圧・セル始動の確認

  • 冷却水(不凍液)交換・濃度調整

  • 油圧オイルの劣化・水分混入

  • エンジンオイル粘度変更(冬用)

  • グリースアップ・リンクピン潤滑

  • キャビンヒーター・ワイパー動作確認

「冬前整備=止まらない現場づくり」。
このひと手間が、12〜2月の現場停止リスクを防ぎます。


2. 部品消耗チェックリスト(11月版)

点検部位 主な劣化原因 交換・対処法
バッテリー 放電・寒冷劣化 容量チェック・補充電・交換
燃料フィルター 水分・スラッジ 交換+水抜き
オイルフィルター 長時間稼働・カーボン堆積 オイル交換時に同時交換
タイヤ・ゴムクローラー 摩耗・寒冷硬化 亀裂確認・テンション調整
ラジエーター 目詰まり・冷却効率低下 清掃・冷却水交換
ワイヤー類 潤滑不足 グリースアップ・被覆補修

特に寒冷地では、**燃料凍結(パラフィン析出)**が多発します。
軽油は地域によって「1号→2号→3号→特3号」と冬仕様に切り替わるため、地域対応燃料の使用を徹底しましょう。⛄


⚙️ 3. 年末前にやっておくべき“予防整備”

11月に入ると、修理工場も繁忙期。
突発トラブルに対応できる余裕が減るため、以下の予防整備を早めに実施するのが鉄則です。

  • 油圧ホースの擦れ/にじみ点検

  • シリンダーシール交換

  • 燃料噴射ノズル清掃

  • ランプ・メーター類の点灯確認

  • キャビン内の除湿・清掃

また、保管車両は**冬季の長期停止前処置(防錆・燃料抜き・バッテリー外し)**を徹底。
中古買取の査定前にも、この状態で保たれている車両は高評価につながります。


4. 11月の整備+査定連動プラン提案(業者向け)

整備→査定→売却の流れを一本化するのも11月の戦略です。
たとえば下記のような提案を顧客に打ち出すと効果的です。

  • 「冬前整備+査定無料キャンペーン」

  • 「年末前高価買取保証」

  • 「稼働確認後の即現金買取」

査定と整備を同時に行うことで、ユーザーは安心して売却でき、業者側も在庫確保がスムーズになります。


まとめ

重機の整備は“壊れてから”では遅い。
11月の整備が、寒冷期の現場安定と高値査定の両方を守ります。
この時期のブログで「冬前点検の重要性」をしっかり発信することで、信頼とリピートを獲得できます。

 


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小林通商のよもやま話~第21回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~年末相場を読む~

 

11月。紅葉が深まり、現場も年度終盤の工事ラッシュへ突入する季節です。
この時期、トラック・重機業界では**“売る側も買う側も動く”最も重要な1ヶ月**を迎えます。
実は11月は、中古市場の動きが非常に読みにくくも、タイミング次第で高値査定が狙える“穴場月”なのです。


📊 1. 11月は「売り時と買い時」が重なる稀なタイミング

中古トラック・重機市場では、9月決算後の調整期〜12月決算準備期にあたる11月が、最も動きの多い時期です。

なぜなら——

  • 工事業者・運送業者が「年度内入れ替え」を検討する

  • 建機レンタル・リース会社が「稼働率調整」で売却を始める

  • 海外輸出業者が「年内出荷分」を確保しに動く
    この3つが同時に起こるため、市場に流通台数が増え、同時に買取価格の相場変動も激しくなるのです。

11月前半は比較的在庫が少なく、「高年式・低走行・整備済み」は高く評価されます。
逆に下旬になると、海外バイヤーの買付が集中し、人気モデル(UNIC・TADANO・いすゞ・日野・コマツなど)は一気に価格上昇

つまり、売却検討中の方にとっては「今」が最高のタイミングと言えます。💡


🧰 2. 高査定を取るための“3ステップ準備”

高く売るには、たった3つのステップを意識するだけで査定額が変わります👇

① 清掃・洗車・外観整備
外装の印象は第一印象に直結。泥汚れや油染みを落とし、ヘッドライトやキャビン内を磨くだけで“印象価格”が上がります。

② 書類整理・整備記録簿確認
特に重機は「稼働時間」と「整備履歴」で価格が決まります。
油圧ホース・オイル交換・ローラー・バケットピンなど、記録があるだけで査定士の信頼がアップ。📄

③ 早めの事前連絡・予約査定
11月後半は査定予約が集中します。
「相場が上がる前に依頼した方が得」と思われがちですが、混雑で査定が遅れると12月相場に突入。
早めの動きが結果的に高値につながります。


🔧 3. 車種別・査定強化ポイント(11月版)

分類 11月の需要傾向 査定強化ポイント
ダンプ/ユニック車 土木工事・解体現場がピーク 荷台・シリンダー・クレーン動作
ミキサー車 年末現場追い込み ドラムの回転・コントロール系統
フォークリフト/ホイールローダー 倉庫・除雪準備需要 タイヤ摩耗・稼働時間・ヒーター動作
油圧ショベル 海外輸出向けが急増 稼働時間・油漏れ・ブーム溶接跡
トレーラー/大型牽引 年末物流に伴い取引増 エア漏れ・足回り・ブレーキ系統

このように11月は、国内需要+海外バイヤーの両方が活発化する相場
買取業者としても仕入れの動きを強め、顧客に早期売却を呼びかける絶好の月です。


💬 4. 販売サイドから見る11月の市場トレンド

販売面でも11月は注目月。
年度内納車希望の企業から、「年内入替・即納モデル」の問い合わせが急増します。

  • ユニック付き4t

  • 10tダンプ

  • 2tアルミバン

  • 小旋回ショベル

これら“即稼働できる車両”が特に人気です。
また、冬期除雪や融雪設備向けに、ホイールローダーやグレーダーなども需要増。

在庫を抱えている業者は、この時期に再整備・再撮影・新価格更新を行うことで回転率が上がります。📸


✨ まとめ

11月は「売りたい人」「買いたい人」「輸出したい人」が交わる市場の交点です。
相場変動が大きい分、査定・仕入れ・販売に最も戦略が必要な月。
早めの動きがすべての結果を左右します。

“年末前のこの1ヶ月”を、確かな整備・正確な査定・素早い判断で活かすことが、
買取販売のプロフェッショナルの腕の見せ所です。💪

 


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小林通商のよもやま話~第20回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~トラック・重機販売業の魅力🚜✨~

 

日本のモノづくり・物流・建設――
どの業界も欠かせないのが、「働く車」たちです🚛🏗️

そして、その現場の最前線を支えているのが、
トラック・重機販売業💼✨


🚚 1|多様な現場ニーズに応えるラインナップ

ダンプ・ユニック・ミキサー車・平ボディ・フォークリフト・ショベルカー…
販売現場には、まさに“働く車のショールーム”が広がっています😳✨

お客様は建設会社・運送業・農家・自治体などさまざま。
「現場が狭いから小型を」
「山道で使うから四駆がいい」
「コストを抑えても性能は落とせない」

そんな声に耳を傾け、最適な一台を提案する――
それが販売スタッフの腕の見せどころです🤝🌈


🔧 2|整備とカスタムで“最高の一台”に

中古車両でも、整備・点検・カスタマイズ次第で“新品同様”に✨

🛠️ エンジン・油圧・タイヤの総点検
🎨 ボディの塗装・サビ取り
💡 LEDライトやGPSなどの最新装備

こうしたメンテナンスを経て、
次の現場で即戦力として活躍できる車両が生まれます🚜💨

まさに「職人の手で蘇るトラック」!
販売業は“商品を売る”だけでなく、“価値を再構築する”仕事なんです🔥


💼 3|お客様との信頼がカギ

トラックや重機は“高額商品”。
だからこそ、お客様との信頼関係が何より大切です🤝✨

「納車後のメンテナンスもお願いしたい」
「次は大型を探してるんだけど」
そんなリピートや紹介が多いのが、この業界の特徴🌸

取引は一度きりではなく、長いパートナーシップ
お客様の事業を一緒に支える存在として、責任と誇りを持って働く――
それがこの仕事の醍醐味です🚛💪


🌿 4|世界へ広がる日本のトラック・重機

日本製のトラックや重機は、海外でも大人気🌏✨
理由はシンプル――「壊れにくく、長く動く」から。

アジア・中東・アフリカなど、
日本で活躍した車両が第二の人生を歩んでいます🚢💨
現地ではインフラ整備や農業支援など、
人々の生活を支える貴重な戦力に💖

「日本の働く車が、海を越えて世界を動かす」――
そう考えると、この仕事のスケールの大きさを感じます🌈✨


🚀 5|まとめ:トラック・重機販売は“現場と未来をつなぐ仕事”

トラックや重機は、ただの“モノ”ではありません。
働く人の夢、努力、そして生活を支える“相棒”です💫

それを見つけ、整え、次へつなぐ――
トラック・重機販売業は、まさに「日本の現場を支える縁の下の力持ち」🏗️

エンジン音が響くその先には、
今日も誰かの挑戦と笑顔があります😊✨

 

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小林通商のよもやま話~第19回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~“第二の人生”✨💪~

建設現場、物流倉庫、農地、港湾――
あらゆる場所で活躍しているトラックや重機。
でも、使われなくなった車両にも“まだ使える命”があるんです🌍✨

そんな車両たちを蘇らせるのが、トラック・重機買取販売業💪


⚙️ 1|「引退」ではなく「再出発」

使われなくなったトラックや重機は、状態が良ければ国内・海外で再び活躍できます🚜✨

たとえば…
・国内では中小企業の現場車両として再利用
・海外ではインフラ整備の現場で再稼働🌏

「もう古いから」と諦められていた車両が、
整備・点検・塗装を経て再び動き出す瞬間――
それはまるで“命の再生”のようです💖


💰 2|買取の現場には“目利きの技術”が光る!

中古車の査定は、年式や走行距離だけでは決まりません👀
エンジンの状態、油圧の反応、足回り、ボディの劣化――
それらを一つひとつ見極める“プロの目”が必要です⚒️✨

経験豊富な査定士は、わずかなエンジン音の違いで状態を把握し、
「この車はまだ10年は動けるな」と判断します🚚💨

トラックや重機の買取現場は、まさに“機械を見抜くプロフェッショナルの世界”なんです🔥


🏗️ 3|リユースが生む環境価値🌿

買取→再販→再利用という流れは、
資源を無駄にしない「サステナブルビジネス」でもあります♻️✨

鉄やアルミの再利用、省エネ型リペア、
不要部品の再整備による廃棄削減――
まさに地球にも優しいモノづくり循環🌏🌱

「使い捨て」ではなく「生かし続ける」
そんな時代にぴったりの産業なんです💡


🌈 4|まとめ:動かなくなった“鉄の仲間たち”に再び息吹を

トラックや重機の買取販売は、
単なる“中古車ビジネス”ではなく、
「命をつなぐ仕事」

現場を支え、環境を守り、世界を動かす――
そのすべてを裏で支えるのが、リユースの力なんです💪🌿

 

 

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小林通商のよもやま話~第18回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~やりがい~

 

1|トラック重機買取販売業の役割

トラックや重機は、建設・物流・農業・インフラ整備など、社会を支える多くの現場で欠かせない存在です。
しかし、購入や維持には高額な費用がかかるため、中古市場の活用 が非常に重要になっています。

トラック重機買取販売業は、

  • 不要になった車両を適正価格で買い取り

  • 整備・点検を施して再販

  • 海外輸出など新たな需要につなぐ

といった循環をつくることで、産業と社会の双方に貢献しています。


2|現代社会におけるニーズ 📈

◇ コストを抑えたい中小企業・個人事業主

新車を購入する余裕がない企業や個人にとって、中古トラック・重機は 現場を動かすための現実的な選択肢 です。

◇ 海外市場での需要

「日本製=高品質・長寿命」の信頼から、アジア・アフリカ・南米を中心に中古トラック・重機のニーズは拡大。

◇ 環境対応

リユース・リサイクルは資源循環の一環。SDGsの観点からも、中古車両の再利用は社会的意義が高まっています。

◇ 査定・売却ニーズの増加

オーナー側にとっても「不要になった車両を高く売りたい」というニーズが強く、信頼できる買取業者の存在は不可欠。


3|この仕事のやりがい 🌟

トラック重機買取販売業に携わる人が感じるやりがいは、次のようなものがあります。

  • 社会インフラを支える誇り 🏗️
    自分たちが扱った車両が、建設現場や物流現場で再び活躍している姿を思うと、大きな達成感を得られる。

  • お客様からの感謝の言葉 🙌
    「不要になった車両を高く買い取ってもらえて助かった」
    「中古を購入できて事業がスムーズに回った」
    と直接感謝される瞬間。

  • グローバルなやりとりの面白さ 🌍
    海外顧客との商談や輸出を通じて、世界とつながっている実感が持てる。

  • 査定・整備の専門スキルを磨ける 🔧
    車両の状態を見極める目や修理・整備の技術を活かし、成長できる職場環境。

  • 環境貢献の実感 🌱
    中古車両の再利用によって、廃棄物削減や資源の有効活用につながること。


4|やりがいとニーズが交わる瞬間 💬

例えば、建設会社から不要になった大型ダンプを買い取り、それを整備して海外に輸出。
その重機が現地のインフラ整備に使われ、「日本から届いた機械が地域の発展に役立っている」と聞いたとき。

この瞬間、「自分たちの仕事が国境を超えて社会を支えている」 という誇りを強く実感できます。


5|これからの展望 🚀

今後のトラック重機買取販売業は、さらに進化すると考えられます。

  • EV・水素トラックの中古市場形成

  • AI査定システムによる透明性の高い買取

  • 海外新興国への供給拡大

  • サブスク型サービスやレンタルとの連携

  • 環境対応と循環型ビジネスの深化

やりがいは「売買」だけでなく、持続可能な社会と産業を支える使命感へと広がっていくでしょう。


まとめ ✨

トラック重機買取販売業は、

  • 企業や個人のコストニーズ

  • 海外市場の拡大

  • 環境対応とリユース需要

といった強いニーズを背景に、

  • 社会インフラを支える誇り

  • お客様の感謝

  • グローバルに貢献できる喜び

という大きなやりがいを得られる仕事です。

これからも「日本の車両を次の現場へつなぐ架け橋」として、その存在価値はますます高まっていくでしょう 🚚🏗️🌍✨

 

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小林通商のよもやま話~第17回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~変遷~

 

1|黎明期:新車中心と中古市場の未成熟(1950〜70年代)

戦後復興期、日本では道路整備や建設ラッシュが進み、ダンプトラックや油圧ショベルなどの重機需要が急増しました。
しかし当時の市場は 新車中心 であり、中古トラック・重機の売買はまだ一般的ではありませんでした。

中古機械は「性能が落ちる」「信頼性に欠ける」と見なされ、企業は新品を購入するのが主流でした。


2|高度経済成長と中古需要の拡大(1980年代) 📈

高度経済成長期の建設ラッシュや物流拡大により、トラック・重機の稼働台数は急増。
やがて企業の入れ替えサイクルが短縮され、 まだ使える中古車両が市場に出回る ようになりました。

この頃から:

  • 中古トラック販売店が登場

  • リース・レンタル会社が下取り車を再販

  • 中小企業や個人事業主の間で中古需要が高まる

中古市場が徐々に「コストを抑えつつ現場を回すための現実的な選択肢」として認知され始めました。


3|バブル崩壊後と海外輸出市場の拡大(1990〜2000年代) 🌍

国内建設需要が落ち込む一方で、中古トラックや重機は 発展途上国市場 で高い需要を得ました。

  • 中古トラック・重機の輸出が本格化

  • アジア・アフリカ・中南米で「日本製中古車=高品質・長寿命」として人気

  • 国内業者が買取・輸出を事業化

この時代に 「国内で役目を終えた車両を海外で再利用」 という循環型ビジネスが根付いていきました。


4|IT化とオークション時代の到来(2000〜2010年代) 💻

インターネットの普及により、中古トラック・重機の取引は大きく変化しました。

  • 業者間オートオークションがオンライン化

  • 写真・動画による車両状態の確認が可能に

  • 個人事業主でもネットを通じて全国の車両を探せるように

  • 輸出手続きの効率化

この結果、買取販売業は 地域限定の商売から全国規模・国際規模の取引 へと拡大しました。


5|現代:多様化と持続可能性の時代(2020年代〜現在) 🌱

近年のトラック・重機買取販売業はさらに進化しています。

  • 環境対応車両の需要増:ハイブリッド・EVトラック、低燃費重機

  • サブスク型利用やレンタル市場の拡大:所有から利用へ

  • SDGs・循環型社会:リユース・リサイクルで資源を有効活用

  • AI・DX活用:車両査定や在庫管理の効率化、オンライン商談

  • グローバル市場の広がり:新興国だけでなく欧州でも「日本の中古車両」が人気

買取販売業は単なる「売買業」ではなく、資源循環・環境貢献型の産業として社会的役割を担うようになりました。


6|これからの展望 🚀

トラック重機買取販売業は、今後さらに次の方向へ進むでしょう。

  • EV・水素トラックの中古市場形成

  • AI査定による透明性の高い取引

  • 海外需要のさらなる拡大(特にアフリカ・南米)

  • 環境規制に伴う買い替え需要の加速

  • 国内外をつなぐサプライチェーン型のビジネスモデル


まとめ ✨

トラック重機買取販売業は、

  • 黎明期:新車中心の時代

  • 拡大期:中古市場の成立

  • 国際化:輸出による需要拡大

  • IT化:オークション・オンライン化

  • 現代:環境・循環型ビジネスの時代

という変遷を経て、今や世界規模で社会を支える産業へと発展しました。

これからも「日本の技術を次の現場へつなぐ」役割を果たしながら、進化を続けていくでしょう 🚚🏗️🌍✨

 

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小林通商のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~高品質な中古を見極める~

 

中古のトラック・重機は、状態の見極め再生品質で寿命もコストも大きく変わります。本記事では、仕入れから納車までの舞台裏と、購入前に使える実地チェックリストを公開。初めての方も、乗り換え検討中の方も、失敗しないための基準をお持ち帰りください。


1. 仕入れの良し悪しが8割を決める

  • 履歴の明瞭さ:所有者・用途・点検記録・事故/修復の有無。

  • 稼働実態:メーター値だけでなく、アイドリング割合・短距離繰り返し等の使われ方。

  • 環境:海沿い・寒冷地・粉塵の多寡。腐食やフィルタ負荷に直結。

  • 一次チェック:フレームの波、溶接跡、油圧系の滲み、異音。

良い素体を掴めば、再生に無理がない=長く使えるにつながります。


2. 入庫後の“再生プロセス”——当社が大切にする順序

  1. 受入点検:エンジン・ミッション・デフ・ステアリング・制動・電装。

  2. 油脂フル交換:エンジン油・ミッション油・デフ油・作動油・冷却液。

  3. 消耗品更新:フィルタ、ベルト、ホース、パッド、ローラ、クローラ、バッテリ等。

  4. 機能回復:PTO・油圧配管の漏れ止め、シリンダのシール打ち直し。

  5. 骨格・足回り:フレーム錆処理、足回りのガタ取り(ピン・ブッシュ打替)。

  6. 電装・安全:灯火、バックカメラ、警報、メーター・センサ校正。

  7. 外装仕上げ:下地処理→塗装→コーティング、キャビン・内装リフレッシュ。

  8. 試運転・作動試験:荷をかけた実負荷テスト、漏れ・温度・圧力の再点検。

  9. 記録の整備:交換部品・数値・写真を納車ファイルにまとめる。


3. 中古トラックの実地チェックポイント

  • フレーム:波打ち・曲がり・補修跡、クロスメンバーの歪み

  • サビ・腐食:フレーム内側、荷台下、キャビン下、ボルト頭。

  • エンジン:始動性、アイドリングの振れ、吹け上がり、白/青/黒煙の有無。

  • ミッション/クラッチ:変速ショック、滑り、異音。

  • ブレーキ:踏力、偏摩耗、引きずり、エア漏れ(エア圧計の落ち)。

  • ステアリング:遊び量、戻り、ジョイントのガタ。

  • 電装:灯火・ウインカ・ワイパ・ヒーター、ドアミラーの可動。

  • PTO/架装:ダンプ上げ速度、ユニックの伸縮・旋回、ゲートの上下。

  • タイヤ:残溝・偏摩耗・年式、ホイールの座面傷。

  • キャビン:シート破れ、フロア錆、パネル割れ。


4. 中古重機(建機)の実地チェックポイント

  • アワーメーター:実働と内装・ペダル摩耗の整合。

  • 油圧:アーム・ブーム・バケットの下がり、シリンダロッドの傷、ホース滲み。

  • 旋回・走行:旋回モータ音、スイングベアリングのガタ、走行モータの片寄。

  • 下回り:トラックシュー・リンク・ローラ・スプロケットの摩耗率。

  • ピン・ブッシュ:バックラッシュ量、ガタの位置(先端ほど出やすい)。

  • エンジン:始動性、アイドル音、温度上昇、白/青/黒煙チェック。

  • 電装・安全:灯火、警報、バックカメラ、ROPS/FOPS表示。

  • キャビン:視界、シート、シール剥がれ、各レバーの節度。

試乗のコツ:エンジン暖機前後、負荷をかけて油圧の追従と温度上昇を確認。


5. 書類と履歴の確認(ここが将来価値を決める)

  • 点検記録簿・整備明細:日付・走行/アワー・作業内容。

  • 取扱説明書・配線図:電装トラブル時の対応力が段違い。

  • 架装図面・適合証:改造・特殊装備の適合確認。

  • キー本数・セキュリティ:スペアの有無、イモビ再登録。

  • 付属アタッチメント:ピン径・耳幅・油圧カプラの規格メモ。


6. 保証・アフターサービスの考え方

  • 初期不良対応の範囲(期間・上限・対象部位)を文書で確認。

  • 消耗品の扱い:タイヤやブッシュなどは対象外が一般的。

  • 遠隔サポート代替機手配の目安時間、主要部品の在庫有無。

  • メンテナンスパック:点検・油脂・消耗品を定額化して稼働を守る。

  • テレマティクス:故障予兆や稼働データの共有で“止めない”運用。


7. 納車前の最終チェックリスト(買い手向け)

  1. 外観・骨格:波・歪み・錆の補修状態

  2. 漏れ:エンジン/ミッション/デフ/油圧

  3. 始動・作動:冷間・温間の両方で確認

  4. 消耗:タイヤ/クローラ/ブレーキ/パッド/ローラ

  5. 計器・警告灯:消灯・動作正常

  6. 電装:灯火・バックカメラ・ソナー

  7. 付属:取説・記録簿・スペアキー・工具

  8. 納車ファイル:交換部品リスト・検査写真・数値ログ

  9. 操作レクチャー:安全・日常点検・緊急時

  10. 契約書:保証条件・引渡条件・不具合時の連絡先


8. よくある失敗と回避策

  • 価格だけで選ぶ → TCOで比較、ダウンタイム損失まで入れる。

  • 過走・過時間を避けすぎる → 手入れの良い高アワー/高走行は狙い目

  • アタッチ不適合 → ピン径・耳幅・流量・圧力を実測で合わせる。

  • 輸送・搬入を後回し → ルート・幅・高さ・重量制限を先に確認し、回送手配。

  • 書類不足 → 将来の売却価値を落とす。今揃えるのが得。


中古は仕入れと再生の“見える化”が命。
チェックリストと納車ファイルが整った1台は、買った後に“強い”です。

 

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小林通商のよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~「現場が止まらない」を叶える~

トラックや重機は“買った瞬間がゴール”ではありません。導入後も燃料・保険・税・メンテ・ダウンタイムが継続的に発生し、実はここが利益を左右する最大のポイント。本記事では、現場の生産性を落とさず、総保有コスト(TCO)で最適解を出すための実務視点をまとめました。


1. まず「仕事量」を数値化する(要件定義)

  • 年間稼働日/時間:稼働率の基準。

  • 荷姿・重量・距離(トラック)/掘削量・搬送量・作業条件(重機):必要出力とサイズを決める軸。

  • 地形・路面:未舗装・傾斜・段差の有無。

  • 搬入制約:通行幅、高さ制限、騒音・排出ガス規制、夜間規制。

  • 運用体制:運転者のスキル、保守人員、保管場所と電源。

要件定義を最初に“文章化”すると、スペック過剰/不足後からの改造コストを避けられます。


2. トラック選定の基準(物流・建設共通)

  • GVW(車両総重量)と積載量:実荷重+治具+アタッチメントを含めて余裕を持つ。

  • ホイールベース/ボディ長:旋回スペースと積み下ろしの効率を両立。

  • 駆動方式(4×2/6×2/6×4 等):路面条件・勾配に合わせて。

  • サスペンション(板バネ/エア):積荷が壊れやすいならエアを検討。

  • PTO・油圧装備:ダンプ・ユニック・パワーゲート等の駆動源。

  • 安全装備:衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、バックカメラ/ソナー。

  • ボディ選定:アルミ・鋼・複合/内寸/床材(木・鉄・縞板)。

  • 燃料種別:軽油が主流だが、稼働環境により代替燃料・電動も選択肢。


3. 重機(建機)選定の基準

  • クラス(トン数):作業量と運搬制限(回送車・道路事情)を両立。

  • アタッチメント:ブレーカ、クラッシャ、マルチグラップル、フォーク等——油圧流量・圧力の適合を確認。

  • 作動範囲:掘削深さ、リーチ、旋回半径。

  • 足回り:ゴム/鉄クローラ、パッド幅、下回りの摩耗率。

  • 運転環境:キャビン(エアコン・視界)、ROPS/FOPS、騒音・振動対策。

  • 現場適応:粉塵・塩害・寒冷地での対策(フィルタ、グリス、コールドスタート)。


4. 新車・中古・リース・レンタルの使い分け

  • 新車:長期・高稼働でダウンタイム最小化を重視。最新安全装備も魅力。

  • 中古:初期投資を抑えつつ即導入。仕入れ・再生品質が命。

  • リース:キャッシュを温存、税務・会計の平準化に。

  • レンタル:繁忙期や特殊工事の一時需要に最適。
    基幹機は新車 or 上質中古+保守契約、季節需要はレンタルという組み合わせが実務的。


5. これだけは外せない——TCOの考え方

TCO ≒ 購入費(or 月額)+保険・税+燃料+消耗品・定期整備+突発修理+ダウンタイム損失 − 売却価値

  • 燃料:走行/稼働データからリッター当たりの実力値で算出。

  • 消耗品:タイヤ、油脂類、フィルタ、ブレーキ、クローラ・ローラ等。

  • 突発修理:年あたりの発生確率×平均修理費で見積もる。

  • ダウンタイム:1日止まると失う粗利を算定(代替機の手配時間も加味)。

  • 残価:中古相場・輸出相場を参考に保守的に置く。

ポイント:価格だけでなく、**“止めないための総額”**で比較。結果的に安くつくことが多いです。


6. ダウンタイムを防ぐ保守設計

  • 定期点検の前倒し:シーズンピーク前に消耗品を交換。

  • 純正+優良社外の使い分け:重要保安部品は純正、消耗は優良社外でコスト最適化。

  • 油脂管理:作動油・エンジン油の**分析(摩耗粉・水分)**を年1回。

  • 予備機・代替機の手配:近隣レンタル会社と事前スキームを組む。

  • 遠隔監視(テレマティクス):位置・燃費・稼働・アラートで予知保全


7. 資金調達とキャッシュフロー

  • 割賦/オートローン:所有を持って経費化。

  • ファイナンスリース:毎月の資金繰りを平準化、保守込みのパッケージも。

  • 残価設定:将来売却を前提に月額を抑える選択肢。

  • 保守契約の付帯:法定点検+消耗品交換を月額化し、予算の見通しを良くする。


8. 納車までのチェックリスト(そのまま使える)

  1. 仕様書(GVW/アタッチ/油圧/電装)と見積の一致

  2. 付帯書類:点検記録、取説、整備履歴、保証内容

  3. 消耗度:タイヤ/クローラ厚、ブレーキ、ローラ、チェーン

  4. 漏れ・滲み:エンジン・ミッション・油圧

  5. 電装:灯火、バックカメラ、各センサー

  6. テレマティクス・ドライブレコーダー設定

  7. 納車時レクチャー:安全操作、日常点検、緊急時手順

  8. 予備品:フィルタ、油脂、ピン・ブッシュ、グリス


“現場が止まらない”ことが最優先。要件定義→適正スペック→TCO比較→保守設計の順で意思決定すれば、導入後の利益が安定します。

 

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小林通商のよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

~経済的役割~

現代社会の経済活動において、“物流”は血液のような存在です。そして、その物流を物理的に支える主役が「トラック」であり、そのトラックを供給・流通させる役割を担うのが「トラック販売業」です。

単なる車両の売買にとどまらず、トラック販売業は日本経済のあらゆる分野に波及効果を持つ重要な産業基盤を形成しています。トラック販売業の持つ経済的役割を多角的に掘り下げていきます。


1. 物流の安定と効率化を支える“供給基盤”

トラックがなければ物流は成立しません。つまり、トラック販売業は物流業界の装備・稼働を支える根幹インフラといえます。

  • 新車・中古車の供給による輸送力の確保

  • 業種や荷物に応じた車両選定による輸送効率の最適化

  • 最新の低燃費車・高積載車導入によるコスト競争力向上

トラックの導入は、単に移動手段を得るだけでなく、「流通コスト削減」「輸送スピード向上」「温室効果ガス削減」など、企業活動全体に経済的インパクトを与えます。


2. 中小企業と地域経済の成長エンジン

トラック販売業の主要な顧客層は、中小企業や個人事業主が中心です。彼らの事業成長は、車両の質と量によって大きく左右されます。

● 地域密着型事業の支援

  • 地元の農家、建設業者、商店主、配送業者への最適な車両提供

  • 地方の中小企業の営業圏拡大や新事業開拓を後押し

● 資金繰りのサポート

  • リースや割賦販売などのファイナンス機能によって、事業者が初期投資を抑えて車両導入を実現

このように、トラック販売業は「物流を担う事業者の背中を押す経済的装置」として、地域経済の活性化と雇用創出に寄与しています。


3. 関連産業への波及効果と経済循環

トラック販売業は、自動車産業の裾野の広さを象徴する業種でもあります。その経済的波及効果は非常に大きく、以下のような関連分野へと連鎖します。

  • 車体メーカー・架装業者(特装車、冷凍車、ダンプなどの製造)

  • タイヤ・オイル・部品メーカー(整備後の消耗品・メンテナンス需要)

  • 保険業界(貨物・車両保険などの契約)

  • 自動車整備・点検工場、板金業者(購入後の長期サービス契約)

  • IT・物流機器業者(ドライブレコーダー、テレマティクス端末など)

販売された1台のトラックは、多数の業種を動かす「経済の発電機」のような存在であり、地域・国家レベルの経済循環を生み出しています。


4. 環境・エネルギー政策と経済再編への貢献

トラックの燃費性能や排出ガスは、環境政策・エネルギー政策にも直結する重要な要素です。トラック販売業は、以下のように脱炭素経済への転換支援を担っています。

  • 低公害車(EV・HV・CNG車など)の普及促進

  • 中古車再生(リビルト)による資源の有効活用

  • 高効率車両への切り替えによる燃料コストの削減と環境負荷低減

この動きは、単に環境に優しいだけでなく、企業にとっての**「コストの削減」=「利益の創出」**という経済的メリットも大きく、両立的な価値をもたらしています。


5. 災害・インフラ対応を支える社会経済機能

災害発生時、トラックは復旧・物資輸送・インフラ整備に欠かせないツールです。トラック販売業者が自治体・建設業者・支援団体と連携し、車両を供給することで以下のような経済的な役割も果たします。

  • 緊急輸送車両の提供による復旧支援

  • 復興インフラ整備を支える建設用車両の供給

  • 避難所支援用の移動販売車・医療車両の提供

これらは被災地の経済再建の初動を支える役割でもあり、トラック販売業が「非常時の経済回復装置」であることを示しています。


トラック販売業は“動く経済の起点”である

日本の経済は、物流によって動いています。そして、その物流を支えるトラックの供給者である「トラック販売業」は、以下のような多面的な経済的役割を果たしています。

  • 物流の稼働力と効率性の基盤形成

  • 中小企業・地域経済の成長支援

  • 関連産業への波及による経済循環の創出

  • 環境政策との連携による次世代型経済の構築

  • 災害復興支援による社会インフラの維持

単に車を売る仕事ではなく、「経済を動かす装置を供給する社会的事業」。それが、現代のトラック販売業の本質的な経済的意義なのです。

 

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