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皆さんこんにちは!
株式会社小林通商、更新担当の中西です。
~変遷~
戦後復興期、日本では道路整備や建設ラッシュが進み、ダンプトラックや油圧ショベルなどの重機需要が急増しました。
しかし当時の市場は 新車中心 であり、中古トラック・重機の売買はまだ一般的ではありませんでした。
中古機械は「性能が落ちる」「信頼性に欠ける」と見なされ、企業は新品を購入するのが主流でした。
高度経済成長期の建設ラッシュや物流拡大により、トラック・重機の稼働台数は急増。
やがて企業の入れ替えサイクルが短縮され、 まだ使える中古車両が市場に出回る ようになりました。
この頃から:
中古トラック販売店が登場
リース・レンタル会社が下取り車を再販
中小企業や個人事業主の間で中古需要が高まる
中古市場が徐々に「コストを抑えつつ現場を回すための現実的な選択肢」として認知され始めました。
国内建設需要が落ち込む一方で、中古トラックや重機は 発展途上国市場 で高い需要を得ました。
中古トラック・重機の輸出が本格化
アジア・アフリカ・中南米で「日本製中古車=高品質・長寿命」として人気
国内業者が買取・輸出を事業化
この時代に 「国内で役目を終えた車両を海外で再利用」 という循環型ビジネスが根付いていきました。
インターネットの普及により、中古トラック・重機の取引は大きく変化しました。
業者間オートオークションがオンライン化
写真・動画による車両状態の確認が可能に
個人事業主でもネットを通じて全国の車両を探せるように
輸出手続きの効率化
この結果、買取販売業は 地域限定の商売から全国規模・国際規模の取引 へと拡大しました。
近年のトラック・重機買取販売業はさらに進化しています。
環境対応車両の需要増:ハイブリッド・EVトラック、低燃費重機
サブスク型利用やレンタル市場の拡大:所有から利用へ
SDGs・循環型社会:リユース・リサイクルで資源を有効活用
AI・DX活用:車両査定や在庫管理の効率化、オンライン商談
グローバル市場の広がり:新興国だけでなく欧州でも「日本の中古車両」が人気
買取販売業は単なる「売買業」ではなく、資源循環・環境貢献型の産業として社会的役割を担うようになりました。
トラック重機買取販売業は、今後さらに次の方向へ進むでしょう。
EV・水素トラックの中古市場形成
AI査定による透明性の高い取引
海外需要のさらなる拡大(特にアフリカ・南米)
環境規制に伴う買い替え需要の加速
国内外をつなぐサプライチェーン型のビジネスモデル
トラック重機買取販売業は、
黎明期:新車中心の時代
拡大期:中古市場の成立
国際化:輸出による需要拡大
IT化:オークション・オンライン化
現代:環境・循環型ビジネスの時代
という変遷を経て、今や世界規模で社会を支える産業へと発展しました。
これからも「日本の技術を次の現場へつなぐ」役割を果たしながら、進化を続けていくでしょう 🚚🏗️🌍✨