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皆さんこんにちは!
株式会社小林通商、更新担当の中西です。
~“冬前整備”~
冬が近づく11月は、重機オーナーにとって**「メンテナンスを後回しにできない月」**です。
寒さと湿気、そして年末の稼働ピーク。この時期の整備が、冬越えの鍵を握ります。
重機は夏の高温よりも、冬の低温・湿気・凍結に弱い機械です。
特に油圧系・燃料系・電装系に影響が出やすく、故障の多くが「寒くなってから動かなくなる」パターン。
だからこそ11月の整備で以下をチェックすることが不可欠です
バッテリー電圧・セル始動の確認
冷却水(不凍液)交換・濃度調整
油圧オイルの劣化・水分混入
エンジンオイル粘度変更(冬用)
グリースアップ・リンクピン潤滑
キャビンヒーター・ワイパー動作確認
「冬前整備=止まらない現場づくり」。
このひと手間が、12〜2月の現場停止リスクを防ぎます。
| 点検部位 | 主な劣化原因 | 交換・対処法 |
|---|---|---|
| バッテリー | 放電・寒冷劣化 | 容量チェック・補充電・交換 |
| 燃料フィルター | 水分・スラッジ | 交換+水抜き |
| オイルフィルター | 長時間稼働・カーボン堆積 | オイル交換時に同時交換 |
| タイヤ・ゴムクローラー | 摩耗・寒冷硬化 | 亀裂確認・テンション調整 |
| ラジエーター | 目詰まり・冷却効率低下 | 清掃・冷却水交換 |
| ワイヤー類 | 潤滑不足 | グリースアップ・被覆補修 |
特に寒冷地では、**燃料凍結(パラフィン析出)**が多発します。
軽油は地域によって「1号→2号→3号→特3号」と冬仕様に切り替わるため、地域対応燃料の使用を徹底しましょう。⛄
11月に入ると、修理工場も繁忙期。
突発トラブルに対応できる余裕が減るため、以下の予防整備を早めに実施するのが鉄則です。
油圧ホースの擦れ/にじみ点検
シリンダーシール交換
燃料噴射ノズル清掃
ランプ・メーター類の点灯確認
キャビン内の除湿・清掃
また、保管車両は**冬季の長期停止前処置(防錆・燃料抜き・バッテリー外し)**を徹底。
中古買取の査定前にも、この状態で保たれている車両は高評価につながります。
整備→査定→売却の流れを一本化するのも11月の戦略です。
たとえば下記のような提案を顧客に打ち出すと効果的です。
「冬前整備+査定無料キャンペーン」
「年末前高価買取保証」
「稼働確認後の即現金買取」
査定と整備を同時に行うことで、ユーザーは安心して売却でき、業者側も在庫確保がスムーズになります。
重機の整備は“壊れてから”では遅い。
11月の整備が、寒冷期の現場安定と高値査定の両方を守ります。
この時期のブログで「冬前点検の重要性」をしっかり発信することで、信頼とリピートを獲得できます。
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