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皆さんこんにちは!
株式会社小林通商、更新担当の中西です。
〜“使い終わったら終わり”ではない、サステナブルな循環の担い手〜
今回は、「トラック・重機の買取販売業における環境への影響とその役割」について、業界目線で詳しくお話します。
「重機=燃費が悪くて環境に悪い」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は私たちの仕事には廃棄物削減・資源循環の側面が強くあります。
トラックや重機は、10年、20年と働く“長寿命な機械”。
エンジンやミッションの劣化があっても、修理・再整備によって再び市場に戻ることが可能です。
車両を廃車にする場合、次のような環境負荷が発生します:
解体時の鉄・アルミ・プラスチック廃材
冷媒ガスやエンジンオイルなどの産業廃棄物
溶接・切断・粉砕作業による騒音・振動・粉塵
それに比べて、まだ使える部品・整備済み車両を買取・販売で再活用することは、地球環境にとって非常に有益なのです。
たとえば…
1台の4tユニック車を廃車→新車に切り替える場合、
製造時に数千kgのCO₂排出が発生
一方、中古でリビルトした車両を流通させれば、
製造・輸送・処分のプロセスを丸ごと削減
これが「リユースは最も上位のエコ行動」とされる理由です。
近年、業界でも環境を意識した車両の流通管理が進められています。
オフロード法(建設機械の排ガス規制)適合機種の明示
古いディーゼル車でもDPF取付車・排ガスレベル記載ありで販売管理
再塗装・分解整備済みの部品を選定して再販
廃棄を最小限にし、部品サイクルで資源を生かす仕組み
東南アジア・アフリカ・中東へトラックや建機を輸出
海外の需要に応えると同時に、日本国内で廃棄される車両を減少
不要になったトラック・重機を適正に売却する意識
廃棄せず、買取業者に相談することで環境に貢献
**必要な人にバトンを渡す「資源の橋渡し役」**としての行動
トラックや重機の買取販売は、単なるビジネスではありません。
それは、「限られた資源を最大限活かす仕組み」の一端であり、私たち全員が関われる環境対策でもあります。
地球にやさしい車両流通を、私たちから始めていきましょう。
次回は、「トラック・重機買取販売の未来」について。どんな技術が進化し、どんなビジネスモデルが登場するのかをご紹介します!
次回もお楽しみに!