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日別アーカイブ: 2025年6月19日

小林通商のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社小林通商、更新担当の中西です。

 

 

 

トラック・重機買取販売と環境問題

〜“使い終わったら終わり”ではない、サステナブルな循環の担い手〜


今回は、「トラック・重機の買取販売業における環境への影響とその役割」について、業界目線で詳しくお話します。

「重機=燃費が悪くて環境に悪い」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は私たちの仕事には廃棄物削減・資源循環の側面が強くあります。


◆ 廃車・廃棄だけが選択肢ではない

 

トラックや重機は、10年、20年と働く“長寿命な機械”。
エンジンやミッションの劣化があっても、修理・再整備によって再び市場に戻ることが可能です。

● 廃車時の環境負荷とは?

車両を廃車にする場合、次のような環境負荷が発生します:

  • 解体時の鉄・アルミ・プラスチック廃材

  • 冷媒ガスやエンジンオイルなどの産業廃棄物

  • 溶接・切断・粉砕作業による騒音・振動・粉塵

それに比べて、まだ使える部品・整備済み車両を買取・販売で再活用することは、地球環境にとって非常に有益なのです。


◆ 中古重機・中古トラックの環境貢献

 

✅ 再資源化ではなく“再使用”によるエネルギー削減

たとえば…

  • 1台の4tユニック車を廃車→新車に切り替える場合、
     製造時に数千kgのCO₂排出が発生

  • 一方、中古でリビルトした車両を流通させれば、
     製造・輸送・処分のプロセスを丸ごと削減

これが「リユースは最も上位のエコ行動」とされる理由です。


◆ 環境に配慮した買取販売とは?

 

近年、業界でも環境を意識した車両の流通管理が進められています。

1. エンジン・排ガス規制に対応した中古選別

  • オフロード法(建設機械の排ガス規制)適合機種の明示

  • 古いディーゼル車でもDPF取付車・排ガスレベル記載ありで販売管理

 

2. リビルト部品の活用推進

  • 再塗装・分解整備済みの部品を選定して再販

  • 廃棄を最小限にし、部品サイクルで資源を生かす仕組み

 

3. 再輸出(海外リユース)での車両循環

  • 東南アジア・アフリカ・中東へトラックや建機を輸出

  • 海外の需要に応えると同時に、日本国内で廃棄される車両を減少


◆ 私たちにできること

 

  • 不要になったトラック・重機を適正に売却する意識

  • 廃棄せず、買取業者に相談することで環境に貢献

  • **必要な人にバトンを渡す「資源の橋渡し役」**としての行動


◆ まとめ

 

トラックや重機の買取販売は、単なるビジネスではありません。
それは、「限られた資源を最大限活かす仕組み」の一端であり、私たち全員が関われる環境対策でもあります。

地球にやさしい車両流通を、私たちから始めていきましょう。

次回は、「トラック・重機買取販売の未来」について。どんな技術が進化し、どんなビジネスモデルが登場するのかをご紹介します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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