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皆さんこんにちは!
株式会社小林通商、更新担当の中西です。
〜AI・グローバル・脱炭素社会が生む次のステージとは〜
今回は、前回の「環境編」に続き、トラック・重機の買取販売ビジネスがこれからどのように変わっていくのか、**“未来のかたち”**を掘り下げて一般的な市場での例を基にご紹介します。
デジタル化・AI技術・国際流通の進化により、この業界は今、確実に変革の時代を迎えています。
これまで、買取査定は「目利き」「経験」によって成り立っていました。
しかし今後は、AIによる自動査定・走行データの解析が主流になる見込みです。
OBD(車両診断ポート)から整備履歴や故障傾向を自動収集
外装状態を画像認識AIが分析し、修復歴や損傷レベルを自動判定
過去のオークション価格や部品単価と連動してリアルタイムで買取額を提示
これにより、査定のスピード・透明性・信頼性が格段に向上します。
2035年以降、多くの国で内燃機関(ガソリン・ディーゼル)車の新車販売が終了予定です。
そのため、中古車・中古重機市場でも**“環境性能の良い中古”が主流**になります。
ハイブリッド建機、中古EVトラック、FCVなどの再販市場
低排ガス・燃費向上型エンジン搭載機のプレミア化
DPF装着車・環境対策済車両の**「排ガスグレード付き販売」**が主流に
“ただ安い中古”ではなく、“環境に配慮された中古”が選ばれる時代です。
すでに日本国内で役目を終えたトラック・重機は、今や世界各国で再び活躍しています。
途上国では「日本製=高品質」の信頼が高く、整備された中古車両が重宝される
海外輸出では、排ガス規制・車両認証制度への対応が必須になっており、書類・整備記録の整備が重要に
海外市場専用のWebマッチングプラットフォームや多言語対応サービスの充実も進行中
買取=輸出=環境貢献、というグローバル循環型の流通が加速しています。
企業や自治体向けに「重機の定期レンタル+定期買取」
使用後に業者が回収・再販・再リースまでを一貫提供
利用者は車両管理から解放され、環境・コスト面でもメリット
こうした「使い切るのではなく、何度も価値を回すサービス設計」が注目されています。
単なる売買ではなく、AI・環境・グローバル視点を持った流通へ
“壊れて終わり”ではなく、“修理して再び価値に”という考え方
持続可能な物流・建設を支える裏方としての誇り
私たちは、地球環境と地域経済をつなぐ「循環の中核プレイヤー」として、これからも進化を続けていきます。
次回もお楽しみに!